いすゞ自動車(7202) 2025.4.13時データ分析

主にトラックやバスを製造する(中・小型トラックに強みがある)企業。トラックのみでは国内トップ、世界でも5位クラス

ポキの投資指針をベースに分析しています

掲載情報には注意を払っていますが、正確性を保証するものではなく、最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください

企業サイト  ・マーケット情報(楽天証券) 
基本指標  ・重要指標  ・項目別評価 
株価推移  ・PER推移  ・PBR推移  ・業績・EPS  ・営業利益率  ・財務  ・CF・FCF  ・配当・利回り推移  ・増配シミュレーション  ・コメント 

◆保有したい判定

※各項目の評価(5段階)
注意不可
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◆基本指標

  • 業種
  • 輸送用機器
  • 種別
  • 景気敏感株
  • 株価(分析時)
  • ¥1,784
  • 配当利回り(予)
  • 5.2%
  • 配当性向
  • 39.0%
  • 総還元性向
  • 68.3%
  • 時価総額(億)
  • 1兆4942億
  • 企業価値(億)
  • 1兆6163億
  • PER
  • 8.8倍
  • PBR
  • 0.9倍
  • ROE
  • 12.1%
  • ROA
  • 5.4%
  • BPS
  • 1951.02円
  • 連続増配
  • 3年
  • 非減配年数
  • 3年
  • 自己資本比率
  • 44.2%
  • 有利子負債
  • 35.86%

◆重要指標CAGR(年平均成長率(10年))

  • 営業利益率(10年平均)
  • 7.56%
  • 売上高成長率
  • 5.98%
  • 営業利益成長率
  • 3.31%
  • 純利益成長率
  • 1.83%
  • EPS成長率
  • 3.45%
  • 増配率
  • 11.36%

◆Myルールに基づく項目別評価

業界トップ級の会社を選択(国内1~3、世界5位以内など)
→(国内7位、トラック国内1位、世界5位)
適切な事業規模か:小型株(時価総額や流動性の低い銘柄)は極力避ける(時価総額5000億以上など)
→(時価総額1兆4942億)
配当(+優待)利回り3~6%
→(配当予想5.2%、優待無し)
配当性向50%以下
→(配当性向39.0%)
収益は安定しているか(最低10年間は赤字がない※当期利益の安定性で評価)
→(2009年に1度マイナス、またコロナ禍で大きく減益するも、過去10年以上プラス維持)
減配の可能性が低い(連続で安定配当を出している。増減が激しくない)
→(3年連続増配・3年非減配※コロナ禍で1度減配以外は増配傾向)
PER/PBR 15倍以下/1.5倍以下の割安 (掛けても22.5倍以下)
→(割安 8.8倍/0.9倍=7.92倍)
ROE 8%以上(業種別平均は別途加味)
→(12.1% > 電気機器平均7.7%)
収益の伸び(過去10年間の内直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より33%以上上昇)
→(230.12%)
自己資本比率40%以上
→(44.2%)
自己資本比率>有利子負債率
→(44.2% > 35.86%)
企業価値>時価総額
→(1兆6,163億>1兆4942億)
過去5年で営業CFがマイナスのものは除外(信販系は別途加味)
→(10年以上プラス)
フリーキャッシュフローの推移は安定しているか
→(2022年に1回子会社株取得による投資CFが大きくなりCFCはマイナスだが、配当に影響なかった模様)
急騰株には手を出さない(月単純平均移動線60・120値>現株価が理想)
→SMA(60m)1,603円、SMA(120m)1,504円 < 株価1,783.5円
過去に増資がないか(増資は株価を下げる原因になる、株主不利益になる)
→(20017年第三者割当増資あり)
自社株買いに積極的か(総還元性向>配当性向、株主還元に積極的である)
→(総還元性向68.3%、配当性向は40%維持かつ自社株買いも積極実施予定)
2025年3月投資家向け資料
過去に不祥事がないか、後継者問題はないか
→(2007年不正車検、2022年いすゞ自動車近畿のタイヤの架空取引など)
成長性はあるか、業績(売上高、EPS、純利益)、財務(総資産、純資産)、配当の増加率を確認(基本、右肩上がり)
→(成長指標(CAGR)などは大きくないが、堅実といったところ。コロナ禍以降の売上高上昇は円安の影響とみるべしで、微増銘柄と判断。増配率10%越えは上々。今後も維持できるかが鍵だが、配当性向40%維持かつ自社株買いも実施予想のため、一定の期待値あり)
BPSの状態は業種の平均値・中央値から著しく乖離していないか
→(1951.02円、輸送用機器平均2,162円中央2,082円(2023年))

●増配シミュレーション(元本100万/増配率11.36%/配当利回り5.2%/税率0%(NISA))

◆コメント

基本指標・重要指標からみると優秀な銘柄と判断できるが、成長性は大きく期待はできない、。しかし、世界各国にシェアを持っていて微増成長ながらも安定傾向にある。
成長率の指標から判断すると10年で微増傾向。総還元性向70%近くあり、今後も配当性向40%+自社株買いを積極的に実施するとあり安定した配当が期待できる
国内約30%強、海外70%弱(北米10.8%、アジア22.9%、その他33.6%)の売上比率のため、円高にある程度影響はされるが、直近の米国関税の影響は他社と比べて軽微と見る。
業績や財務面から見たPER/PBRでは割安感があるがSMA値は平均値を超えているので最近の暴落時やちょっとした時の株価下落幅は大きくなりそうなので注意といったところ。暴落時にはこのSMA水準まで下がったら、または利回りが5.5%以上を超えたら買いたい銘柄。
成長率は他社比較して低いが、株主還元など総合的には「良」なので、割合が高くない程度には保有してみたい銘柄

●ポキ見解------------

まだ買わない:理由:株主への還元率や増配率は魅力的だが「成長率」が決して高くはないのと、現株価は基本指標としては割安感でも、個人的指標ではまだ少し高いので、現状の円高推移・米国の関税施策などで乱高下している状況を見守りつつ、もう少し暴落に転じた場合に(特にSMA(60/120)値を下回った時に買うくらい。

◆アナリスト予想------------

買い:強気買い3人、買い3人、中立5人、強気売り1。目標株価は2,2476円で今後25.87%上昇予想としている。

◆AI見解------------

買いの余地あり現株価は指標的に割安と見られており、高配当株に属するのも魅力的である。ただし、直近の業績は減収減益で今後も業績が減速傾向にあるため、円高に推移しつつある状況では株価下落する可能性も高く、市場動向を注意して買う必要ありの銘柄

2025.4.13

★最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください★