EIZO(6737) 2025.4.8時データ分析
主に映像機器及びその関連製品の開発・生産・販売する企業。映像関連の制作会社や航空業界、医療機関などでもEIZOモニターが使われているおり、個人クリエイターにも人気のあるメーカー
※ポキの投資指針をベースに分析しています
掲載情報には注意を払っていますが、正確性を保証するものではなく、最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください
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・配当・利回り推移
・増配シミュレーション
・コメント
優 | 良 | 可 | 注意 | 不可 |
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◆基本指標
- 業種
- 電気機器
- 種別
- 景気敏感株
- 株価(分析時)
- ¥1,834
- 配当利回り(予)
- 5.73%
- 配当性向
- 75.4%
- 総還元性向
- 75.4%
- 時価総額(億)
- 789億
- 企業価値(億)
- 666億
- PER
- 13.83倍
- PBR
- 0.58倍
- ROE
- 4.40%
- ROA
- 3.90%
- BPS
- 3145.01円
- 連続増配
- 11年
- 非減配年数
- 14年
- 自己資本比率
- 78.52%
- 有利子負債
- 0.82%
◆重要指標CAGR(年平均成長率(10年))
- 営業利益率(10年平均)
- 8.11%
- 売上高成長率
- 0.88%
- 営業利益成長率
- -2.62%
- 純利益成長率
- -2.33%
- EPS成長率
- -1.94%
- 増配率
- 13.90%
◆Myルールに基づく項目別評価
不可 | 業界トップ級の会社を選択(国内1~3、世界5位以内など) →(電気機器業界では圏外、デザイナーモニターなどニッチな範囲では上位) |
注 | 適切な事業規模か:小型株(時価総額や流動性の低い銘柄)は極力避ける(時価総額5000億以上など) →(時価総額789億) |
優 | 配当(+優待)利回り3~6% →(配当予想5.73%、優待:直販サイト20%割引) |
注 | 配当性向50%以下 →(配当性向75.4%) |
可 | 収益は安定しているか(最低10年間は赤字がない※当期利益の安定性で評価) →(純利益は10年以上プラス。ただし、増減が激しく、直近3年は減益) |
優 | 減配の可能性が低い(連続で安定配当を出している。増減が激しくない) →(11年連続増配・14年非減配) |
優 | PER/PBR 15倍以下/1.5倍以下の割安 (掛けても22.5倍以下) →(割安 13.83倍/0.58倍=8.02倍) |
良 | ROE 8%以上(業種別平均は別途加味) →(4.4% > 電気機器平均3.9%) |
良 | 収益の伸び(過去10年間の内直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より33%以上上昇) →(104.94%) |
優 | 自己資本比率40%以上 →(78.52%) |
優 | 自己資本比率>有利子負債率 →(78.52% > 0.82%) |
注 | 企業価値>時価総額 →(666億<789億) |
注 | 過去5年で営業CFがマイナスのものは除外(信販系は別途加味) →(過去10年で直近2023はマイナス) |
注 | フリーキャッシュフローの推移は安定しているか →(過去15年でマイナス5回) |
良 | 急騰株には手を出さない(月単純平均移動線60・120値>現株価が理想) →SMA(60m)2,126円、SMA(120m)2,017円 > 株価1924円 |
優 | 過去に増資がないか(増資は株価を下げる原因になる、株主不利益になる) →(情報なし) |
良 | 自社株買いに積極的か(総還元性向>配当性向、株主還元に積極的である) →(総還元性向=配当性向。自社株買いは積極的ではないが2024年より総還元性向は70%に設定されている) 2025年3月投資家向け資料 ![]() |
優 | 過去に不祥事がないか、後継者問題はないか →(情報なし) |
注 | 成長性はあるか、業績(売上高、EPS、純利益)、財務(総資産、純資産)、配当の増加率を確認(基本、右肩上がり) →(過去10年の平均成長率はほぼマイナス成長で成熟ぎみ。増配率は直近で総還元性向を70%へ引き上げたために大きく成長しているが、今後の大きな伸びの期待値は低い) |
優 | BPSの状態は業種の平均値・中央値から著しく乖離していないか →(3145.01円、輸送用機器平均2,162円(2023年)) |
◆コメント
基本指標・重要指標からみると大きな成長性は読み取れないむしろ微減傾向にある。
成長率の指標から判断すると10年で微減傾向である。ただし、増配成長率が著しく高く見えるが、これも直近で従来の総還元性向40%前後から70%+αの方針となったため。
2025年3月期についても75.4%、2026年3月期については86.4%予想となっており、高配当・高還元を維持されそうな銘柄ではある。
現状の配当性向高や成長性の期待値も低く、将来的な実質利回りの増加は期待できない、割安時や株価暴落時に割合低めで持っておきたい銘柄。
海外売上高比率は58.65%で国内または海外市場に偏っていないところは一部市場低迷や円高リスクなどの分散はよさそう。
株主還元から見ると「良」だが成長性からみると「注意」といったところ。
●ポキ見解------------
まだ買わない、買っても1単元のみ:理由:株主への高還元は魅力的だが、大きく成長する期待もなく、還元余力が将来的に落ちることも考えると大量保有はしにくい銘柄。現状の株価だと、米関税や円高リスクの暴落を見据えて、株価1750円の水準あたりまで落ちたら1単元買っかみるか程度。
◆アナリスト予想------------
中立:中立2人。目標株価は2,250円で今後17.3%上昇予想としている。
◆AI見解------------
魅力的な要素あり:株価が割安で高い利回りの状態かつ直近で株式分割で買いやすくなっている。また、PBRが一倍割れであることから、長期的には下値リスク軽減による買い圧力が高まる可能性もあり魅力的。一方、過去の株価下落や業績の懸念、テクニカル指標の過熱感からそのあたりを注意すべし銘柄
2025.4.2
★最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください★