大同特殊鋼(5471) 2025.6.1時データ分析
特殊鋼鋼材、機能材料・磁性材料、自動車部品・産業機械部品、エンジニアリング、流通・サービスの5つのセグメントに分かれ各種事業活動を行う企業。日産・ホンダ等の自動車向けが主力とされる。鉄鋼業1位の日本製鉄が株主になっており関係が深い。
※ポキの投資指針をベースに分析しています
掲載情報には注意を払っていますが、正確性を保証するものではなく、最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください
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◆保有したい判定
△・暴落時狙い:700~900円/配当利回り5%越えライン
※コロナショック時:600円~700円/配当利回り1.9~2.5%)
優 | 良 | 可 | 注意 | 不可 |
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◆基本指標
- 業種
- 鉄鋼
- 種別
- 景気敏感株
- 株価(分析時)
- ¥976
- 配当利回り(予)
- 4.85%
- 配当性向
- 34.9%
- 総還元性向
- 64.9%
- 時価総額(億)
- 2604億
- 企業価値(億)
- 4132億
- PER
- 6.8倍
- PBR
- 0.5倍
- ROE
- 6.6
- ROA
- 3.6
- BPS
- 2085.61円
- 連続増配
- 0年
- 非減配年数
- 3年
- 自己資本比率
- 54.8%
- 有利子負債
- 39.8%
◆重要指標CAGR(年平均成長率(10年))
- 営業利益率(10年平均)
- 6.17%
- 売上高成長率
- 2.49%
- 営業利益成長率
- 5.46%
- 純利益成長率
- 17.28%
- EPS成長率
- 17.62%
- 増配率
- 15.09
◆Myルールに基づく項目別評価
可 | 業界トップ級の会社を選択(国内1~3、世界5位以内など) →(国内4位) |
良 | 適切な事業規模か:小型株(時価総額や流動性の低い銘柄)は極力避ける(時価総額5000億以上など) →(時価総額2604億) |
良 | 配当(+優待)利回り3~6% →(配当予想4.85%) |
優 | 配当性向50%以下 →(配当性向34.9%) |
可 | 収益は安定しているか(最低10年間は赤字がない※当期利益の安定性で評価) →(リーマンショック、コロナショック時は大きく減益しているが、その後V時回復しており、やはり景気敏感株の所以。ただ、それ以外の大きなマイナス利益はない。) |
注 | 減配の可能性が低い(連続で安定配当を出している。増減が激しくない) →(10年6増3減1据置。景気敏感株のためコロナ禍では減配している模様) |
優 | PER/PBR 15倍以下/1.5倍以下の割安 (掛けても22.5倍以下) →(割安 6.8倍/0.5倍=3.4倍) |
注 | ROE 8%以上(業種別平均は別途加味) →(6.6% < 鉄鋼業平均6.9%) |
優 | 収益の伸び(過去10年間の内直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より33%以上上昇) →(213.00%) |
良 | 自己資本比率40%以上 →(54.83%) |
良 | 自己資本比率>有利子負債率 →(54.83% > 39.80%) |
優 | 企業価値>時価総額 →(4132億>2604億) |
注 | 過去5年で営業CFがマイナスのものは除外(信販系は別途加味) →(過去10年で直近2022のみマイナス) |
注 | フリーキャッシュフローの推移は安定しているか →(過去15年でマイナス3回) |
可 | 急騰株には手を出さない(月単純平均移動線60・120値>現株価が理想) →SMA(60m)1057円、SMA(120m)1,021円 > 株価976円 |
優 | 過去に増資がないか(増資は株価を下げる原因になる、株主不利益になる) →(情報なし) |
可 | 自社株買いに積極的か(総還元性向>配当性向、株主還元に積極的である) →(総還元性向64.9%、配当性向は34.9%。今後の株主還元は配当性向30%以上のみに留まり、経営環境の観点から目標値は都度調整といった感じ。自社株買いも数年に1回の規模感) 2025年3月投資家向け資料 ![]() |
注 | 過去に不祥事がないか、後継者問題はないか →(過去に鉄鋼スラグ取引廃掃法違反により立ち入り検査) |
可 | 成長性はあるか、業績(売上高、EPS、純利益)、財務(総資産、純資産)、配当の増加率を確認(基本、右肩上がり) →(コロナショック時などに大きく減益しているが、基本的には微増に成長しているが、業界の成長平均を下回っている模様) |
注 | BPSの状態は業種の平均値・中央値から著しく乖離していないか →(2085.61円、鉄鋼業平均3,744円中央3,652円(2024年)) |
◆コメント
基本指標・重要指標からみるとく可もなく不可もなくといったところ。株主還元は無理のない配当性向や方針のため、景気に大きく左右されるが、良い状態のときは現在のように4%越えの高配当に属する潜在性がある。
●ポキ見解------------
まだ買わない:理由:2026年3月期の業績予想は前期比減少見込み。また自動車関連にも大きく影響するため、現時点ではまだトランプ関税や円高の傾向を見極める必要がある。
株成長率は決して高くないが、直近の配当利回りは魅力的。ただし、過去でみると増配傾向にあるが、コロナショック時などの景気情勢に敏感で減配の可能性は大きい。株価下落時に少量保有しておきたいくらいの銘柄
◆アナリスト予想------------
中立:強気買い0人、買い0人、中立4人、強気売り0。目標株価は1,351円で今後38.40%上昇予想としている。
◆AI見解------------
中立的:指標的には割安感があり、株価上昇の余地はあり、配当も高配当の部類に入っており魅力的。しかし、来期に減益予想や通期の不透明さから「買い」の判断とするには難しい局面。
2025.6.1
★最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください★