クミアイ化学(4996) 2025.9.7時データ分析

農薬及び化成品の製造・販売を主なる事業とする企業。

ポキの投資指針をベースに分析しています

掲載情報には注意を払っていますが、正確性を保証するものではなく、最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください

企業サイト  ・マーケット情報(楽天証券) 
基本指標  ・重要指標  ・項目別評価 
株価推移  ・PER推移  ・PBR推移  ・業績・EPS  ・営業利益率  ・財務  ・CF・FCF  ・配当・利回り推移  ・増配シミュレーション  ・コメント 

◆保有したい判定

・暴落時狙い:700~750円/配当利回り4.0越えライン

※各項目の評価(5段階)
注意不可
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◆基本指標

  • 業種
  • 化学
  • 種別
  • 景気敏感株
  • 株価(分析時)
  • ¥841
  • 理論株価(分析時)
  • ¥1003.82
  • 配当利回り(予)
  • 4.04%
  • 配当性向
  • 30.1%
  • 総還元性向
  • 30.1%
  • 時価総額(億)
  • 1,013憶
  • 企業価値(億)
  • 1,393憶
  • PER
  • 9.1
  • PBR
  • 0.7倍
  • ROE
  • 9.1 %
  • ROA
  • 5.1%
  • BPS
  • 1212.2円
  • 連続増配
  • 0年
  • 非減配年数
  • 0年
  • 自己資本比率
  • 55.7 %
  • 有利子負債
  • 50.89%

◆重要指標CAGR(年平均成長率(10年))

  • 営業利益率(10年平均)
  • 6.75%
  • 売上高成長率
  • 10.95%
  • 営業利益成長率
  • 18.44%
  • 純利益成長率
  • 13.73%
  • EPS成長率
  • 8.60%
  • 増配率
  • 17.46%

◆Myルールに基づく項目別評価

業界トップ級の会社を選択(国内1~3、世界5位以内など)
→(国内48位(化学業界)、4位(農業)
適切な事業規模か:小型株(時価総額や流動性の低い銘柄)は極力避ける(時価総額5000億以上など)
→(時価総額1,013憶)
配当(+優待)利回り3~6%
→(配当予想4.04%)
配当性向50%以下
→(配当性向30.1%)
収益は安定しているか(最低10年間は赤字がない※当期利益の安定性で評価)
→(純利益は10年以上プラス。2023年ピークより減益が続くが10年成長率は良好。)
減配の可能性が低い(連続で安定配当を出している。増減が激しくない)
→(昨年減配。ただし、2010~2023年まで連続非減配で増配傾向だった)
PER/PBR 15倍以下/1.5倍以下の割安 (掛けても22.5倍以下)
→(割安 9.1倍/0.7倍=6.37倍)
ROE 8%以上(業種別平均は別途加味)
→(9.1% > 化学業平均5.2%)
収益の伸び(過去10年間の内直近3年間の1株当たり純利益(EPS)が最初の3年間より33%以上上昇)
→(541.68%)
自己資本比率40%以上
→(55.7 %)
自己資本比率>有利子負債率
→(55.7 % > 50.89%)
企業価値>時価総額
→(1,393憶>1,013憶)
過去5年で営業CFがマイナスのものは除外(信販系は別途加味)
→(過去10年マイナス4回)
フリーキャッシュフローの推移は安定しているか
→(過去15年でほぼ毎年マイナス)
急騰株には手を出さない(月単純平均移動線60・120値>現株価が理想)
→SMA(60m)889円、SMA(120m)853円 > 株価840円
過去に増資がないか(増資は株価を下げる原因になる、株主不利益になる)
→(情報なし)
自社株買いに積極的か(総還元性向>配当性向、株主還元に積極的である)
→(総還元性向30.1%、配当性向は30.1%。自社株買いほぼなし)
過去に不祥事がないか、後継者問題はないか
→(2025年にサイバー攻撃による元従業員情報流出、2024年工場排ガスラインの破裂事故など)
成長性はあるか、業績(売上高、EPS、純利益)、財務(総資産、純資産)、配当の増加率を確認(基本、右肩上がり)
→(10年成長率では優秀であるが、ピークから直近で減益傾向ではあるが、米生産強化や自給率向上の機運により、将来的に利益回復や向上の見込みはあり)
BPSの状態は業種の平均値・中央値から著しく乖離していないか
→(1212.2円、化学業平均2,566円中央1,908円(2024年)※農薬業界が化学業界に内包されているため一概にBPSが低いと比較できないため可とする)

●増配シミュレーション(元本100万/増配率17.46%/配当利回り4.04%/税率0%(NISA))

◆コメント

基本指標・重要指標からみると売上高や営業利益などは順調に成長してきている模様。ただし、直近ピークから売上は増加しているが利益は減益傾向で円高や農薬ジェネリック対応値下げなどに影響されている模様。
農薬・農業は海外比60%以上、全体でも57%が海外売上のため、為替影響はある程度想定。
国内の米増産や食品受給率向上の政策へ舵を切っていく可能性も高いので国内需要もある程度楽観的に期待しているが、農薬・農業関連以外の化成品(半導体関連)などの生産・利益増加も目指している企業。

●ポキ見解------------

まだ買わない:理由:直近決算発表での減益によるものと、理論株価で822.78円のため、株価800円を目安に1単元買ってみたい銘柄だが本決算次第かPER/PBRからみると割安なので現株価で買っておくのもありか、ただしCFやCFCはマイナスが続いているので資金繰りギリギリか身の丈以上の投資などをしているのか注視が必要。
期待値としては海外人口増加による農産物生産量の増加や国内の米増産や受給率向上の政策へ舵を切る可能性にともなう農薬・農業業界の売上高増加や、農薬・農業以外での化学分野への投資・生産の増加による相対的な売上利益の増加を見込む企業とされる
またトランプ関税などにより外的要因時の暴落にも買っておきたい

◆アナリスト予想------------

中立:強気買い0人、買い0人、中立3人、売り0、強気売り0。目標株価は863円で今後2.13%上昇予想としている。

◆AI見解------------

中立:目標株価は845円。直近の利益が減益になっているものの、割安感のある銘柄かつ配当利回り4%越えは魅力的。現金増加や負債圧縮により財務面も改善。海外売上57%、国内43%とバランスもよい。

2025.9.8

★最終的な投資判断は自己の責任の基で行ってください★